コイン状態の見わけ方


1)コインの磨耗状況を見るポイント

=ポイント@= 当たり前ですが貨面で一番出っ張っているところが、流通時に最初に磨耗します。
下記赤丸部が一番出っ張っているので、ここが磨耗しているかを私はチェックします。
=ポイントA= 未使用の中でも、完全未使用など更に1グレード上の場合には、小傷も一切NGとなります。
下記水色部に小傷が現れやすく、このような小傷があると通常未使用品になります。

ネットで状態のいいものにこだわって購入する場合、この部分が不鮮明な画像は、買わない方が賢明かと思います。
   

2)刻印自体の問題

未使用貨のはずなのに一部分だけ磨耗したようになっているものがあります。
これは元の刻印自体が磨耗しているなどの理由によるものと考えられます
この部分については、未使用貨なのか流通した美品なのか判断に迷うところです。
・竜頭の欠落 この赤丸部分が欠落しているものが
下記年名に認められます。
その年名すべてが欠落しているわけではありません
5円金貨明治3年不明慮ウロコ品
2円金貨明治3年不明慮ウロコ(切ウロコともいう)品
1円銀貨明治3年
50銭銀貨明治3年、4年前期
5銭銀貨明治3年
なお、竜の目玉だけなど部分的なものも多いです。
・リボンの溝の欠落 赤丸部がつぶれた様になっているものが、
下記年名に認められます。

金貨;未調査
1円銀貨明治3年
50銭銀貨明治3,4年大型
・ひも(俗称) 一見コインに傷がついたように見えますが、
傷だとコインが凹みますが、凸になっています。
これは製造時に金型にクラックが入った状態で
製造されたため、
クラックの形状がコインに転写され起こると思われます。

旧銀貨に特によく見られます。
・旧銀貨上部
花(?)つぶれ
この部分がつぶれたようになったものは広く見られます。
また、金貨の同図案部もつぶれがよく見られます
・旭日部の溝部の欠落 型への焼きつき?
1円銀貨明治3年
50銭銀貨明治3年
などによく見られます。
(写真は50銭明治3年)
・菊葉の凸部つぶれ 刻印のヘタリと思われ、色々な年号に散発しています。
流通した場合コインは元形状より小さく(=欠肉)なりますが
元刻印がへたると補刻の仕方では
コインが余肉になったり欠肉になったりします。
左記写真はコインが余肉になっているので、
元刻印が減っており、流通磨耗でないことになります。
・銅貨菊桐葉つぶれ 菊葉上部の花の部分がつぶれたようになったものが
多く見られます。
また、桐葉の葉脈の溝が埋まったように
なったものも多いですね。
いずれも銅貨に多く、
刻印のヘタリだと思われます。
明治9年以前の2銭1銭半銭に多い



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